目目次
1.玉ねぎの歴史
2.玉ねぎの成分
3.淡路島産玉ねぎの特徴
4.玉ねぎの切り方
5.淡路島バーガーについて
1.玉ねぎの歴史
玉ねぎは古代エジプトやメソポタミアで既に栽培されていたという記録があるようです。ネギ属の一種でニンニクの仲間でもあり、身体にエネルギーを与える食べ物と信じられていたようです。兵士や古代のオリンピアの選手なども戦い前や試合前に玉ねぎを食べていたとのことです。中世ヨーロッパでペストが流行ったときは玉ねぎが厄除けとして効くということでヨーロッパ全域に広がったという話です。日本へは南蛮貿易の頃から外国から持ち込まれました。本格的に食用として広がったのは明治以降とのことです。
2.玉ねぎの成分
玉ねぎを切ったときに涙がでてくるのは、玉ねぎの成分である硫化アリルによるものです。硫化アリルは人の体内に入るとアリシンという物質に変化し、殺菌作用を発揮します。また、ビタミンB1と結合しやすく、疲労回復にも効果があります。血液がサラサラにしてくれるのもこの硫化アリルです。ただし、硫化アリルは水に溶けやすく、熱に弱いため、硫化アリルの強みを生かすためには生で食べた方が良いということになります。硫化アリルは熱せられることでプロピルメルカプタンという成分に変化します。プロピルメルカプタンになることで玉ねぎの辛味が弱まり甘くなります。プロピルメルカプタンは胃の血流を促進させる働きがあります。胃が疲れているときには、胃の回復を促す効果があります。玉ねぎに含まれているケルセチンは、ポリフェノールの一種で水には弱いですが熱には強い物質です。ポリフェノールの一種ということで抗酸化作用、降圧作用の働きを促します。
3.淡路島産玉ねぎの特徴
玉ねぎの出荷量第一位は北海道です。北海道の玉ねぎの特徴はその辛味です。一方、淡路島の玉ねぎの特徴は甘味です。なぜ淡路島の玉ねぎは甘いのか、それは、温暖で雨が少なく、日照時間が長いという淡路島の気候によります。太陽の光をたっぷりと浴びて育てられているのが淡路島の玉ねぎです。淡路島の土壌は周りの海から風に乗って運ばれる様々なミネラルを含んでいます。栽培期間も一般的な玉ねぎの4か月よりも長い7月(11月~6月)もの時間をかけてゆっくりとじっくりと育てられます。このような環境下でじっくりと育てられているのが淡路島の玉ねぎを甘く、おいしくさせているのです。
4.玉ねぎの切り方
玉ねぎを切る際のポイントとなるのが繊維です。玉ねぎの頭から根本にかけて走っている薄い線が玉ねぎの繊維です。この繊維に沿って切るか、繊維を断ち切るかがポイントとなります。
串切り
玉ねぎの繊維に沿って縦に切り、さらに繊維に沿って半分に切ると元の玉ねぎの1/4の大きさになります。それぞれを繊維に沿って1センチから2センチの幅に切るのが串切りです。形が崩れにくく、玉ねぎの食感を味わうことができます。煮込みやカレーに使われます。
薄切り
串切りの幅を1ミリから2ミリの薄さに切ると薄切りとなります。主にサラダに使われます。シャキシャキとした食感を味わうことができます。
輪切り
玉ねぎの繊維を横になるようにして繊維を断ち切るのが輪切りです。繊維を断ち切ることで玉ねぎの苦みを弱めることができ、火を通すことで甘味がでてきます。焼肉や鉄板料理に最適な切り方です。淡路島バーガーの玉ねぎもこの切り方でハンバーガーを作っています。焼きそばの場合は、輪切りにしたものをさらに半分にしたり、1/4に切って使うと良いです。
5.淡路島バーガーについて
淡路島バーガーはこのような淡路島産の玉ねぎをボリュームたっぷり使っています。ファストフードのハンバーガーではなく、健康志向の食事としてのハンバーガーというのがセールスポイントです。月に1度は良質なたんぱく質と身体に良い玉ねぎを補給するために淡路島バーガーを食べてみてはいかがでしょうか。